占いは不思議ですね。
何が不思議かというと、西洋占いと東洋占いは、その構成やロジックは共通性のない、全く異なったものです。それなのに、両方ともちゃんと「当たる」んです。
これは、古代の人々が、占いというのをちゃんと、体系化し検証し、しくみとして作り上げたからなのでしょうけど、具体的にはなぜなのでしょうか?
実は、難しく考える必要はありません。
例えば、りんごという物体を表現する方法はどんなものがあるでしょうか?りんごは、赤い果実である。
そのとおりです。
ですが、他の言い方もできます。英語ならApple、ラテン語ならLacus。科学的には、繊維質と糖質、脂肪、塩分、ビタミン他が一定の分量で配分されたものがりんごです。
プログラム用語で、りんごという日本語を2進数に変換すると101001001110101010100100111100111010010010110100です。
何が言いたいのか?
つまりは、りんご一つをとっても、表現の違いは無数にあります。そして、どのりんごの表現も正しいのです。
要するに、東洋と西洋の占いの違いというのは、言語やプロトコルやロジックの違いであり、同じことを言っているのです。
性格でいえば、激しい人や静かな人というのは変わりません。そして、東洋西洋それぞれの占いには、激しい人や物静かな人を表現する仕組みがちゃんとあります。
こういった視点違いと、共通項を、シームレスに理解できるかどうかが、占いの有用性に気づくことができるかどうかの境目になると考えています。