護符を扱うのなら、しっかりと効果と意味を発揮したいですよね。
今回は、よく効く護符について、解説していきたいと思います。
よく効く護符の基本の考え方
護符というのは、基本的にその人の願望の成就を強化&後押しするために存在するものです。ある願いを抱いた人に対して、意識レベル、無意識レベルでその行動や周辺事象に作用して、物事の達成を助けるものです。
ですから、基本的には「願いを意識し続ける」ことができるマインドセットを持っているもの、バイアス効果が強いものが、効果を発揮します。
つまり「効く」といわれている護符は、トータルの意味で「願いを意識する」ことができる護符ということです。
ちょっと分かりづらいかもしれませんね。もう少し丁寧に解説します。大きく分類すると、よく効く護符というのは次の3つ「手順」「造り手/作り方」「扱い方」をクリアしていることが重要です。
護符を得る手順
まず一番最初に考えるのは、護符を手に入れる手順です。大雑把な話でいうと、有名な神社の護符と、無名な神社の護符とでは、効果が変わってきます。もっともシンプルな条件として、その根底にあるのは、その神社に歴史的な背景があるかどうかです。1000年の歴史ある神社で手に入れた護符と、御霊分けをして1年の出来たての神社の護符とでは、ありがたみが違いますよね? それはそのまま人の護符に対する意識や効果にも影響するのです。これはとても当たり前の話です。
また、タイミングも重要です。なんでもない日に買う護符よりも、人生の節目や年月の節目で手に入れた護符のほうが「意識している」ので効果を発揮します。だから、人は一年の無病息災を願って元旦に護符を手に入れるのです。
また、値段も重要です。同じ護符であっても、500円で買ったのと5000円で買ったのとでは、意味が変わるんです。大切なのは、常日頃の意識に護符がどのようにリーチするのかです。そういう点を考慮するのが、護符の効果というものです。
護符の造り手/作り方
同じ条件が造り手にも及びます。中学生の書道コンクールの入賞者が書いた護符と、ちゃんとした仏教・神道系の学びを経て、したためられた護符とでは、後者のほうが効果が違います。
これはデジタルな時代においても変わりません。たとえば、由緒ある神社が公認しているデジタルデータとしての護符と、そうでないものでいえば、前者のほうが、圧倒的に、効能についての意識がまわるんです。人というのは、そういう箔や効果、バイアス、背景といったものの影響を非常によく受けるんです。
護符の扱い方
扱い方も、同じように意識や手順が関連してきます。雑にあつかった護符は明らかに効果を失います。反対に、意識して肌見放さずみにつけたり、大切に飾ったりする護符は、あなたが意識を回しているということですから、転じてあなたの願いにも効力はリーチし、意味を発揮してくれます。
極端な話でいうと、同サイトを見てから護符を得るのと、見ないで護符を得るのとでも効果が変わります。これは、護符についての知識を身につけたあなたと、護符をしらないあなたとでは、護符の価値がかわっているからです。
大切なのは「造り手や本人の意識」をいかに、護符に絡め、関連させるのか、ということなのです。
効能についてのよもやま話
ここからは応用編です。もう少し護符について掘り下げていきましょう。
護符の重ねがけ
人によっては複数の願いを持ちたい、という方もいらっしゃると思います。でも、ちょっと注意してほしいのは、願いというのは分散すればするほど、意識もバラけてしまうんです。ですから、あまりにも多くの種類の護符を用意したり、あまりにも細かな分類の護符を扱うことは、効果を減じさせます。
あなたがその一時期にもつ護符は、できるかぎり最小の数が望ましいのです。病気平癒と恋愛成就を同時に持つくらいはかまいませんが、そこに、金運やら学業やら、また個別のプライベートな願掛をしたお守りやらをもつと、願いが分散しますので、やめたほうが良いのです。
願掛けが多数に渡ることで、意味と効果を減じてしまいます
護符の威力倍増をねらう?
あなたの扱っている護符の威力をあげたい場合もあるかもしれません。その場合は、先に述べたように複数用意する、というのではなくて、護符の扱いを変えたほうが良いです。
神棚に飾るにしても、額に入れたり、毎晩取り出して願いをかける等、その護符を中心に、あなたの行動意識を変えることで、効果を強めることができます。ただし、これもやりすぎると願いがこじれてしまうことがありますので、なるべくシンプルな振る舞いを心がけるようにしてください。
護符の効果期間について
これは、一般的には1年くらいが適当です。人の生活は暦のサイクルに縛られ、節目というものに強く影響されます。ですから、あるタイミングで手にした護符は、四季を巡って同じ日に到達したならば処分し、新たな護符を用意して新たな願いを込めた方が良いのです。
また、意識の話をしていることから、理解されていると思いますが、その護符の存在を忘れてしまうと効果は即失われます。逆に強い願望がある場合は、1年を超えて護符を維持することが可能です。
護符の危険な扱いについて
一つ大事なお話です。
護符は、うまく使うことで、あなたに絶大な影響を与えることが出来ますが、同時にマイナス方向に作用することもあります。
たとえば、護符というのは他者を貶める願いにも使うことが出来ます。ですが、仏教用語には因果応報という言葉がある通り、過ぎた願いはあなたに災いをもたらします。
この仕組は簡単な話です。
願いがポジティブなものであれば、あなたは自身や周囲に対してポジティブな影響を与え、また影響を受けることが出来ます。ですがその願いがもしネガティブで、例えば他者を害するものである場合、そこには「罪悪感」というものが必ず存在します。
この罪悪感というものが、あなたに罰を与えるのです。仮に誰かを傷つけることに成功したとして「どこかで私は報いを受けるのではないか?」と、普通の人であれば必ず考えます。これが罪悪感です。
護符というのは、そういう頭をよぎったマイナス思考も拾って、あなたに、思いも寄らない罰を与えることがあるのです。
つまり、護符を扱うということは、多方面であなたのプラスとマイナスの意識を増強するのだと心得て、扱わなければならないものなのです。
※その他、呪い符についてはコチラでも解説しています。