四柱推命という占いをご存知かと思います。
この占いは、東洋版の占星術というべきもので、命術という分類にあたる占いです。
占星術といってしまうとちょっと語弊があるかもしれません。細かくは、四柱推命というのは旧暦の暦を使った占いです。旧暦の暦には、年月日に六十干支という東洋における性質の分類が記載されており、それを生年月日別にあてがい、命式をつくることで診断をします。六十干支というのは十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)の組み合わせですね。
四柱推命の特徴
四柱推命というのは、この六十干支を使い、人の性質を大まかに4つに分類──長期的な性質、成人後の性質、親の影響下にあるときの性質、生まれ持った性質として表します。この時、陰陽五行という思想に則って、それぞれ4つの性質に木火土金水という特性が与えられ診断に使われます。
西洋占星術よりも手軽な四柱推命
さて、少し前に西洋占星術のアスペクトについて軽く解説したと思います。その時、西洋占星術というのは、何をするにせよ複数の天体を見るので、非常に複雑であり、特にプログラム化するのが難しいと伝えたと思います。
しかし、この四柱推命というのは、おなじ命術で、西洋占星術に匹敵する奥深さをも持っているにも関わらず、構造的にはとてもシンプルにできています。
陰陽五行とうのは、世界を木火土金水の5つに分けて、その関係性を考える思想です。すなわち、火は水によって消され、水は木に吸われ、木は金で切られ、金は火に溶かされ──等等の関係ですね。
これは、自分自身の中でも相反するものとして影響し合うものとして存在し、自己診断にも非常に有用です。
加えて、相性に使うと本当に相手との関係が良く分かる診断方法になるんです。
よく当たる四柱推命の相性
単純な話、四柱推命によって導き出された命式内に火の要素が多い人は、木の多い人が相手ならばその人を燃やしてしまう。水が多い人が相手だったら、本領を発揮できない。等々の診断結果が導かれます。これが一見、単純すぎるようにみえて、実は非常に示唆に富むんです。そして──なぜか面白いほど当たるんです。
オススメの四柱推命サイト
さて、オススメの四柱推命サイトですが、以前にも伝えましたが、プログラム化しやすいというのもあり、無料サイトでも結構よいサービスが揃っています。この2つは鉄板ですね。
こちらのマニアック四柱推命は、幸福の四柱推命と同じところが提供しています。こちらは、マニアックとあるだけに、命式はもちろん大運や空亡、通変星までしっかりと表示しています。
マニアック四柱推命の特徴は、相性という形で相手の診断も行えることです。そして四柱推命の相性診断というのは、残酷なまでに当たることで有名で、こちらの占いは、それをしっかりと再現しています。
ちょっと見方にコツがいるんですが、ようするに相手と自分の性質を見て、良い悪いを自分で判断する必要があるような診断結果となっています。
最近の四柱推命の無料占いサイトはちゃんとしているものが多いですね。こちらのサイトは、上のものほどボリュームはありませんが、同じくしっかりとした作りになっています。
シンプルにして必要十分。各柱の解説もしっかりとしており、信頼できます。もし、他の占いの結果が納得行かない場合は、こちらも合わせてみることで、多面的に結果を考えてみるのがよいかもしれません。
何れにしても相性なら占星術やタロットよりも四柱推命と心得て、診断してみるのが良いと思いますよ。
占い師さんに相談する時
四柱推命は、西洋占星術よりも、厳密であいまいな解釈が許されないことから、ちゃんと勉強や研究をしなければ占いに使えない、という側面もあります。
四柱推命の先生は、だいたい事務所を構えてやられている方が多いイメージです。そういうところは概ね間違いはありませんが、注意しなければいけないのは、やはり命式を出した後の診断ですね。木火土金水の話をできるかどうか? 試しに、先生に「なにか私の性質に傾向はありますか?」と訪ねた際に、木火土金水に言及がなければ、その人は四柱推命の本質を理解していません。
逆に、話を聞いていて木火土金水に言及がないながらも、「あなたはあの人を食ってしまう」「押さえつけてしまう」「引き伸ばす力がある」等の関係に対する影響の話をする先生は、ちゃんと理解していると行っていいでしょう。
そのような要点を押さえて、先生とコミュニケーションを取る必要があります。