占いとフィクションのキャラクター

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占いというのは、漫画やアニメ等のフィクションのキャラクターに準えられることがありますね。

いくつかの作品では、占いの属性をそのままキャラクターに当てはめています。

占いの象意がキャラクターと対応している作品、ありますよね。有名なものが。例えば月に変わってお仕置きする作品とか。

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セーラームーン

セーラームーンがなかよしに掲載されていたとき、私はまだ占いのことが詳しくありませんでした。

しかし、大人になって、占いを勉強する機会を経て、占いを通してみた時に、セーラームーンのキャラクターというのはよくできていると思うんですよね。

皆さんご存知の通り、セーラームーンのキャラクターは太陽系内の各惑星になっていますが、それは占星術になぞらえて作られています。

それぞれ日水金火木土天冥海ですね。

個人的には、セーラームーンこと月天体については、ちょっとマンガマンがしたキャラになっていますが、水星、金星、木星、火星あたりは、ほんとうに各天体の性質を繁栄したものになっていましたよね。

アニメについては、土星から、海王星、天王星、冥王星は、ちょっと「ん?占星術?」と思うような印象もありますが、実は漫画版のほうは、けっこう天体ごとの性質がどーん、と出ているんですよね。

そして、セーラームーンのキャラクターを見ていて思うのは、その天体ごとの性格のバリエーションが、そのまま作品内のバラエティさに見事につながっているということです。

セーラームーンは占星術の性格分類を、うまく作品のキャラクターバリエーションに活かしていたと思います。

他にも、似たようなことをしている作品がありますね。

ふしぎ遊戯

ふしぎ遊戯も、占術上の性質分類をキャラクターに転用した作品でしたね。

ふしぎ遊戯で使われていたのは、二十八宿です。二十八宿は宿曜です。二十八種類とは数が多いですね。

宿曜は、東洋における占星術です。その分類は、角宿(かくしゅく)、亢宿(こうしゅく)、氐宿(ていしゅく)、房宿(ぼうしゅく)、心宿(しんしゅく)、尾宿(びしゅく)、箕宿(きしゅく)、斗宿(としゅく)、牛宿(ぎゅうしゅく)、女宿(じょしゅく)、虚宿(きょしゅく)、危宿(きしゅく)、室宿(しつしゅく)、壁宿(へきしゅく)、奎宿(けいしゅく)、婁宿(ろうしゅく・るしゅく)、胃宿(いしゅく)、昴宿(ぼうしゅく)、畢宿(ひつしゅく)、觜宿(ししゅく)、参宿(しんしゅく)、井宿(せいしゅく)、鬼宿(きしゅく)、柳宿(りゅうしゅく)、星宿(せいしゅく)、張宿(ちょうしゅく)、翼宿(よくしゅく)、軫宿(しんしゅく)です。

そして、宿曜から引用したキャラクターは、その性質というよりは、逸話が行動動機に対応しているように思えますね。

ただ、この手のキャラクター作品において、占いやそれに類する性質をそのままキャラクター分類に当てはめるというのは、作品を面白くすると思うのです。

悠久の年月で積み上げられた性質分類というのは、キャラクターを立たせてくれるんですよね。

占いを使う作品は──

そういえば、タロットカードの性質を反映させた作品もありましたね。ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダースなどもそうですね。

ですが、こちらは、スタンドのデザインや能力部分への反映で、キャラクターとはちょっと違ったものでした。

こういった占い×物語やキャラクターというのは、本当に相性が良いものです。

裏を返せば、それだけ占いの分類が、物事を的確に分けていることの現れだと思うのですよね。

これらは、その分類以上にバックボーンの思想や付属情報が、作品に厚みを付けてくれるものだと思うのです。

占いを混ぜた作品は、個人的には名作が多いと思うのですよね。

他にも、じつはこっそり占い的な分類でキャラクターを用意している作品、ありそうですね。

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