当ブログでは、お守りや護符の用法についてよく説明していますが、ひとつ、護符やお守りにつかえる、とっておきのおまじないを紹介します。
それは、二人以上の人が一つの願いを願う際に機能するおまじないです。
たとえば、状況としては、何かのスポーツにおいて同じチームメンバーで優勝を目指す場合。あるいは、親子や家族が、誰かの出張や留学の無事を願うとき。もしくは、恋人どおしが遠く離れるとき。
これはそれぞれ2人以上の人員が絡む状況において、なにか同じことを願う際に強さを発揮するおまじないです。
お守りを割る
何かを祈願するときに、神社に参拝に行きますね。
そこでみな揃ってまず同じ願いを祈願します。
その後で御札を買ったら、その御札を2つに割るのです。あるいは紙の御札の場合は、手で丁寧に2つ、あるいは2つ以上に分けます。そして、それぞれを持つ、というやり方です。お守りを分けるのです。
え、お守りを分けるの?と、驚く方がいらっしゃるかも知れません。しかし、これにはちゃんと由来があるのです。
霊符を割るという由来
霊符の符という字は竹冠がついていますね。
これは、古くは霊符というのは、中国にゆらいするもので、もともとは竹にかかれていたものだからです。
さらに、符は当時、符号を書いた後で2つに割って、それぞれが持つという、契約的な使われ方もしていました。
つまり、大本の霊符というツールには、割って使うという考え方がちゃんとあったのです。
上記で紹介した、御札やお守りを割るというのは、そういう由来に基づいたトラディショナルな提案なのです。つまり、願いに関しての契約を神様と祈願者それぞれとの間にして、それを保持するということです。ちなみに、契約書は割り印というものがありますが、あれと同じような考え方にもなります。
割る際の注意事項
さて、必要に応じて割っていい、という話をしましたが、割る際に1つ注意があります。
それは、割ったそれぞれの符を付け合わせたときに、ちゃんと元通りに合体するようになっているかどうか、注意する必要があるのです。
木札であれば、のこぎりで切るのではなく、手で割る必要があります。紙であれば、ハサミでもいいです。それは最終的にパズルのようにもどせなければいけません。
そうすることで、遠く離れた符は、場所を越えて符合することとなり、御札/お守りとしての機能を引き続き維持知続けるのです。
願いは、複数名以上でやるものであれば問題ありません。
もし御札を割るのが嫌なら
さて、それでも、やはり神道イズム的には、御札を割るのが気が進まない、という方がいらっしゃるかもしれません。
その場合のためにもう一つアイディアを提案しておきましょう。
神社なりにお参りをした後で、たとえばその土地の石をひろってそれぞれ持ち帰り分け合いましょう。
あるいは、小枝を拾って折って持ち合う、でもかまいません。
霊符の代わりに、分けて互いに持つものを用意すればいいのです。
恋人であれば、合体するロケットペンダントみたいなものがありますが、考え方としては同じものになりなす。
そうして、符合するものを持ち歩くことで、あなたと相手の願いを同じものとして、互いに意識をまわしあうことができるようになります。