当たる?当たらない?西洋占星術の相性診断のホントとウソとアスペクトの大変さ

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ちゃんとしたホロスコープ=西洋占星術というのは、本当に個性が出て面白いですね。とくに、その人の性質と中長期の展望を覗き見る時は、個人的にはかなり有用だと思っています。

なお、巷に溢れる星座占いというのは、太陽星座だけを見ているので、かなりおおざっくりではあります。それでも、各サイン(星座)の性質を熟知していると、なんとなく関係性が見えてきて面白かったりします。

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WEB占星術の相性診断の闇

さて、そんな占星術も、使い方によって当然のように相性診断が出来ます。そしてWEB上には西洋占星術を使った相性診断というのは、けっこうありますよね。

しかし、この相性診断というのが曲者で、世に溢れる有象無象の占いサービスは、単純に12星座×12星座の相性パターン組み合わせでやっていたりするんですが、これが本当に当たらない。

仕組みとしてよくやるのは、12×12=144種類の結果ということなんですが、144パターンをちゃんとやるのはまだ良い方で、ひどいモノですと、12星座の掛け合わせ先を2要素、3区分、4元素にして、24パターン、36パターン、48パターンに削っていたりします。理屈としては合っていますが、本来はそれは一つの判断方法でしかなくて、一部分だけ取り出しても当たる訳が無いんです。

だから、西洋占星術の相性は当たらない? いえそんな事はありません。

サインごとの相性はもちろん加味しますが、本当に見なければいけないのは、天体どうしの角度の方──つまりアスペクトですよね。

アスペクトをつかったWEB占いの難しさ

アスペクトというのは、ようするに12星座どうしの角度を見に行くことです。これを太陽星座だけでなく、水星や火星、金星や木星、月星座等でつぶさに見ていくことで、相手との関係を見て行くんです。そして、単なる12×12=144パターンよりも難しいのが、このアスペクトを天体ごとに見ていくという、行為自体の多さ、見るべきポイントの多さですよね。

本来、西洋占星術の占い師さんは、各天体や感受点ごとのアスペクト、エレメントの関係等を見ている訳でして、これをちゃんとやると、その結果の組み合わせは膨大なパターン数になります。これは人が占うことで、経験的に取捨選択して結果を出すから速やかに答えが出るのであって、プログラムでやると、総当たりになってしまい、その労力やボリュームがいかに大変なことになってしまうのか良くわかると思います。

つまり、そこまでやってようやく「西洋占星術の当たる相性」というのが導かれるんです。そこまでやっているWEB占い、なかなか無いんですよ。というか私は無料では1例、それもギリギリのものしか知りません。

たとえば、頑張ってるのはコチラ。

≪無料≫男女の相性を西洋占星術で占う
男女の生まれた時の星の角度差によって占います。互いの生年月日を入力するだけで得点が計算されます。

これも、少し占星術をかじっていないと、結果の見方がちょっとわからないかもしれませんね。しかし、WEBによってアスペクトの答えを見ることがいかに大変であるのか、よく分かる話だとも思います。

相性占いはアスペクトを見てもらいましょう

さて、話を戻します。WEBの占いで占星術の相性を再現するのは大変だという話をしましたが、では実際の先生はどうでしょう?

これは普通に占星術をやっている人であれば、まず真っ先にアスペクトを見に行くハズです。逆にそれをしないで、星座のみのお話をするような先生がいたら、その人はあまり得意ではないかもしれません。

他方、アスペクトは複数天体をみるのでちょっと面倒くさかったりします。そういう観点で倦厭される先生はおられるかもしれません。

逆に、アスペクトについて、月星座、そしてアセンダントあたりを使って、金星火星と、木星土星等を絡めてみていくような先生がいたらその人はかなり「わかっている」先生です。ぜひ細かくお話を聞いてみましょう。

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