自然に出会いたい。これは、誰しもが望む気持ちかもしれません。
では自然とはなんでしょう? 偶然に出会うこと? 気付いたら隣に誰かがいること? 運命? 宿命? いろいろと思うところはあるでしょうけど、残念ながら出会いに偶然というのは殆ど無くて、世の事柄はやはり必然であることが多いというのが実情です。──人は能動的に動いて初めて他者に出会います。
ですが一方で、昨今の「出会い市場」は、どうも不自然です。
何故不自然なかというと、それが「パートナーと出会う」という一点のみに行動が集約していて、どうも節操がないと感じられるからでしょう。本来、私たちが求める出会いは、パートナーだけでなく、その周辺にある様々な事柄──相手がもっている世界、環境がもっている情報、経験、体験、その他様々なものであるはずです。私たちはパートナーを通して、新たな世界の扉を開きたいだけの筈です。
ですから、出会いとはもっと多面的に考えられるべきことなのだと思います。
さて、前置きが長くなりましたが──昨今の出会いについて、考えてみたいと思います。
最近の「あり得る自然な出会い」って?
現代人の自然な出会いというのは、どういう物が多いでしょうか?
これは、分かりきったお話ですね。
- 職場を通して
- 友達を通して
- 学校を通して
おそらく、この3つがメインになるのではないでしょうか?
これは、要するに「生活の中で帰属すべき場所があって、そこに機会を依存している」、ということです。つまり自然に出会えないということは、要するに「職場・友達・学校」それぞれにおけるあなたの立ち場に何らかの問題がある──有り体にいえば「不自然であることを強いられている」ということです。
あなたが”そこ”に属するために、何がしか我慢を強いられる場合、そこでの出会いはネガティブなものとなり機会の喪失につながります。誰かが邪魔しているのか? キャラを隠す必用があるのか? 或いは、他人に詮索されたくないのか? それはわかりません。逆説的な話ですが、出会いとはあなた自身がストレスを感じず帰属できる場を持つことで、初めて正しく機能するのです。
出会いのために心がけること
もしあなたの「職場、友人、学校」に、出会いの場がないのであれば──解決方法は非常にシンプルです。あなたは、そこに変わる新たな場を探すしかありません。
もちろん、そのために「出会い系」「合コン」といったものは存在する訳ですが、それも気分が乗らないのであれば、これはもう、今ある場所以外のところに、あなたの場所を作ることでしかスタート出来ないのです。
たとえば「スポーツサークル」「登山」「アニメサークル」「音楽」「食べ物」「映画」何か、興味があって続けているものが存在するのであれば、そこを起点にして物事を勧めるのは、とても正しい試みです。あなたはそのために”今すぐ動く”必要があります。
そして、大事なのは──場所を見つけたら、出不精にならず顔を出すこと。
釣りでも営業でも、「糸をたらした回数だけ出会いの率はあがります」。さらには、いつ何時も、好印象を抱かれるように振る舞いましょう。ある場において安易にキャラが定まると不利に働くことがあります。学校や職場が不利に働くのはそういう側面が多いでしょう。
ですから、自然体でいるよする、或いは自然体でいられる場所を目指すべきです。
そして、最後にもっとも大事なヒントですが──実は「場」というのは、仕切る側に回ると、あらゆる物事の機会を格段に増やすことができます。調整をする中で、パートナー候補や友達に労われ、接する機会を増やし、好意をもたれることが結構あるのです。ですから、もしあなたが裏方にまわるのが億劫でなければ、自分自身で場を作ることを考えてみましょう。
さらに、ゴールが出来たなら? 今の話と同じことを誰かに言って、その場を引き継いでしまえばいいのです。
芸は身を助ける
さて、場を持ち場に属するということは、あなた自身が何者かでなければいけません。ですからもし何も趣味がない場合は、ぜひ、趣味を持ちましょう。分からなければ、たとえばこのブログで紹介しているような占いでもして自分が何者であるかを調べればいいのです。
そして趣味を作り、仲間を増やし機会を持つ。これが本当に、ほんとうに良い出会いを持ってきてくれますよ。