人類というのは、有史以来様々な宝石に心惹かれてきました。そして宝石というのは元を正せば結晶や鉱石で、さらに平たく言ってしまえば、ただの石ころでしかないのですが、人はそこになぜか価値を見出してきました。
今では、鉱石や宝石は、様々に削り出され、それらの殆どは簡単に購入することが出来ます。その数はとても膨大ですね。
パワーストーン
「パワーストーン」という言葉を見かけることが、数多くあると思います。それを身につけることであなたに力を与える石、というような意味合いをもった言葉ですね。ちょっと半信半疑でありながらも、一方で、たしかに石というのは力を与えてくれそうです。たとえばガラス玉とダイヤモンドのネックレスがあったなら、どう考えてもダイアモンドのほうがあなたに「自信」と言う名の力を与えてくれるでしょう。
さて、パワーストーンとは何なのでしょう?
パワーストーンは、その分類にダイヤモンドを含みますが、種類としては本当に様々あります。色は赤、青、茶色、黄色、紫、ピンク──種類は、アメジスト、アクアマリン、アマゾナイト、アベンチュリン、水晶、チャロアイト──加工されたアクセサリーの種類は、アンクレットやブレスレット、ネックレス等等。さらに、特徴として効果が謳われます。その効能は、恋や仕事に金運や勉強、果ては病気治療まで様々です。本当にそんな効果が? なんてことをちょっと考えてしまいますよね?
それは嘘ともいえますし本当であるとも言えます。その効能は、あなたの考え方次第変化するものです。パワーストーンに関わらず、何か「特別なモノを持つ」という行為は人に様々な力を与えることに繋がります。それは先ほどのダイアモンドが自信を与える、という些細な話に通じるものがあります。人は、自己暗示のために道具を使うことで効果を強める事ができるのです。これは、神社で買うお守りや、占い等についても同じ側面があるものになります。
ストーンは願掛けの触媒となる
そうなりたい、ああなりたい、こうしたい、そういう人の願望に直結した物事に実態を与えることで、意識を高め、行為への影響を促すのです。所謂「願掛け」というものの仲間に「パワーストーン」というものは存在しています。
さて、ではそういう効能や使い方を理解した上で、パワーストーンをどの様に選び、どういうふうに付き合ってゆくのが良いのでしょう?
選び方
まず選び方については大きく2つ。
- 手にとっりしっくりとする「あ、これ欲しい」というものを選ぶ。
- 効能を組み合わせて購入することで、暗示を後押しさせる。
この2つの基準は単純なものです。ダイアモンドと同じ様に、そのパワーストーンがあなたにとって特別に選ばれたものであればあるほど、あなたにとって意味や効果を持ちます。さらにいうとこの選ぶ段階において「欲しい」と思う事はとても大切です。例えば私は、数珠状のパワーストーンをあまり好みません。組紐につけ、ストラップやキーホルダー的に使うことを好みます。これは、私がブレス状のパワーストーンをあまりイケてないから思い入れが抱けないというのがあります。こういう些細な抵抗感というのは効果に影響を与えますので、ちゃんと分かった上で、選んだほうが良いでしょう。そして、そういうものが結果として「相性の良い」石やアクセサリーという考えかたに繋がるのです。
付き合い方
次に、付き合い方についての2点。
- 手入れを怠らない。
- 忘れないように意識して扱う(飾る、持ち歩く)
これも、暗示をかける上で大切なことになります。手入れは言わずもがなですね。それを特別とすることで付与された意味を増幅し暗示効果が強まります。そして「忘れない」というのは──これはお守りを買った経験がある人ならわかると思いますが、たとえばあなたが年初に買ったお守りはどんな効能をもっていたか覚えていますか? 家内安全? 学業成就? 金運アップ? けっこう忘れていることが多いいのではないでしょうか? 願いというのは、その触媒とセットで手にした時、願い続けなければ効果を失います。つまり、それについての考えることを辞めた=願いを諦めた、どうでも良くなった、ということに繋がっているんです。
ですから、パワーストーンを手にしたら、あなたは、それを忘れないようにすることで、石に込められた意味を強めることが出来るのです。
以上が、パワーストーンに待つわる考え方と、選び方、付き合い方になります。このあたりの要点を抑えておけば、どこで何を買うにしても迷わないと思いますよ。