嫌な人を遠ざけるおまじない〜呪いのプチ応用編

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日々社会生活を営んでいると、嫌いな人というのはどうしても発生しますよね。

しかし、社会人ですから表向きは逃げることができないのがしんどいところです。

面倒な上司や先輩、同僚、あるいは好きな恋の相手のライバルとなる人物。そういった方々をどうにかしたいと考えることはよくあるでしょう。

そんな時に、使いたいおまじないをお教えします。

人形代を作って扱う

陰陽師の術式に、形代というものがあります。

この形代は、人の形をかたどった紙人形で、陰陽師は、これを術式を使う際の呪い返しの身代わりであるとか、あるいは病魔を移す際の媒体であったりとか、あるいは自身を主語する仲間であったりとか、さまざまに使います。

また人形というのは、もちろん・・・丑の刻参りにあるように、誰かの心を移して、害するためにも利用します。

人形というのは、実は非常に扱い方によっては危険で怖いものなのですが──今回は、その手前の有用な範囲の利用をするものです。

人形代の作り方は簡単です。

白い紙を用意して、それを人の形に切り取るのです。

人形代例

一般的な人形代は例にあげたものですが(ほかにもGoogle画像検索すればすぐに分かるとおもいます)、形は何でも大丈夫です。大切なのはあなたがそれが人である、と認識できることです。

人形代を使った嫌な人を遠ざける術式

形代をつかった術式というのは、下手な使い方をすると呪い返しによって、その人本人が害されることになりますが、そうならない術式をお教えします。

これはシンプルなものです。

形代を作ったら、水と筆(指でも可)を用意して、形代に水を墨代わりにして、あなたが懸念を抱いているお相手の名前を書きましょう。

そしてその形代を、ほそく小さく折りたたんで、神社のおみくじのように結びましょう。

そして最寄りの一番大きな川に流すのです。

これは、ただ形代を川に流すだけですので、呪詛返しを受けることはありません。

川に流れた、嫌なお相手は、いずれあなたのそばから去っていきます。あるいは、気にならなくなります。あるいは、あなたから去るパターンもあるのですが・・・それを防ぐ方法までやりはじめるとキリがないので割愛します。

またこの儀式は、時節の節目でやると効果があります。丑の刻参りを丑の刻にやるのは、丑寅の方角が鬼門だからですよね。

もちろん川に流すのは丑寅の時間にやる必要はありません。それよりも、晴れた祝祭日にあなたの心持ちが清浄な時に、おさんぽついでに流すくらいの気概のほうがよいです。

これは「あなたが嫌なものから晴れやかに独立する」という、念を込める行為なのです。

注意事項

さて、簡単な形代と術式のお話をしましたが、ここで重ねて注意があります。

例えば、墨代わりにした水にお相手の血や、お相手の燃やした髪の毛の灰が少し入っていたらどうなるか?例えば形代を川に流すのではなく、切り刻んだり、燃やしてしまったらどうなるか?たとえばそれを木に打ち付けたらどうなるか?

害意をもって形代を扱うことは、そのまま強い害意となって、相手に襲いかかることになります。ですが、同時に、害意というのは自身にも跳ね返ってくるものですから、非常に危険でもあります。

ですから「川に流す」という、害意なく遠ざける手段を選んでいるのです。

あなたはくれぐれも、形代に、流す以上の、悪意ある振る舞いをしないでください。呪い返しに対する対処ができないと、あなたに災いが降りかかります。

一方で簡単で善意に使う術式であれば、害が生まれない応用的な形代の使い方もありますので、機会があれば紹介していきたいと思います。

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