川越大師 喜多院の護符、有名ですよね。
私も一枚持っています。デザインとしては下記の角大師のものと豆大師のものを持っています。
角大師&豆大師の由来
効果としては、魔除けと厄除けです。その角大師様の鬼のような姿には意味があります。
ちなみに、角大師様とは天台宗の伝説のお坊さんで比叡山延暦寺の中興の祖としてしられている、慈恵大師という人の事です。一般的には元三大師として知られているのだそうです。
護符にまつわる伝説としては、その昔、疫病を振りまく鬼があらわれたそうですが、その慈恵大師が怒って、夜叉のような姿になったら、疫病をふりまく鬼たちは、驚いてたちまち逃げ出してしまったのだそうです。
転じて、川越大師の護符は、魔除け&厄災を退ける護符として機能しているのだとか。
意匠の強さと歴史が効果を保証する
この角大師様の護符、なんというかデザインがとっても素晴らしくて、ほんとうに効果がありそうですよね。
また、効果を担保するバックボーンも明快なものがあります、歴史上の人物である角大師様と、歴史ある宗教施設である川越大師喜多院の、2つの存在が、護符の効能を完全に後押ししています。
対象範囲は広い枠組みではありますが、実績や信頼度共に申し分ない護符なんですよね。
ただ、全てに万能かというと、ちょっと違う側面もあります。
川越大師喜多院の護符は版画です
残念ながら、この川越大師喜多院の護符は版画なんですよね。それどころか、もしかしたら印刷かもしれません。
せっかくの歴史ある護符であるにもかかわらず、それでは効果を減じてしまいます。
百歩譲って版画も良しとしましょう。ここでよくないのは、対象者のお名前等が入らないこと。ピンポイントなものではなくて、やっぱり大雑把な効能を発揮する護符だということなんですよね。
また、本来は1年使ったら、元の喜多院に奉納してお焚き上げしなければならないものだったりします。
日本中の誰もが川越大師喜多院に手軽にアクセスできないことを考えると、ちょっと面倒な側面がありますよね。
しかしデザインは素晴らしいので、わたしはずっと家に飾っています。おそらく、もう効果は失われていると思います。
護符はあなただけのものほど強い
護符というのは、手作りで、さらに、あなただけのものほど効果を発揮します。護符は別のところでも解説していますが「願いに意識をまわすことができるほど効果を発揮する」ものです。ですから、本来は願う者の名前が入っていたほうが良いんですよね。
署名をする、というのも有りですが、やはりそこは造り手に記載してもらいたいものです。
もし、あなたが、出先の神社で護符を書いてもらう機会があったなら、ぜひご自身の願いとともに名前を書いてもらうようにして下さい。
それは、本当にあなたの為に効果を発揮してくれるものになります。