当サイトでは護符についての、その効能や扱い方の説明をしていますが、おなじようなアイテムの言い換えとして、お守りというものがあると思います。
ここでは、護符とお守りについての、違いや効果、考え方について、説明したいと思います。
お守りと護符
護符とお守りというのは、広義には同じ性質を有しているものですね。どちらも、何かを願い、その効果を求めるものです。そして、お守りの中には、たいたい、小さな護符や御札がはいっています。
護符というのは、やや畏まった効果を期待するものです。効果は、厳密には呪いめいた物も含めて、ネガティブ、ポジティブ両面あるものです。
対して、お守りというのは、その言葉の通り、「守る」に重点が置かれた、もうすこしカジュアルなものです。
しかし、このカジュアルさこそが、お守りの最も強力で使い勝手の良いポイントなのです。
お守りの手軽さ
護符との大きな違いを生むのは、その手軽さです。
皆さん御存知の通り、神社に行った際に購入したお守りというのは、かばんの中にいれたり、日用品に吊り下げたりするような扱いをしますよね。
もちろん、護符もかばんに入れて持ち歩いたりすることが出来るのですが、お守りの方は、もっと生活に密着した、雑な扱いができてしまうものですよね。
この、手軽さこそが、お守りの強みです。
いつも申し上げている通り、願望を込めたアイテムというのは、常に意識できる場所にあるほうが良い効果を発揮します。
そして、お守りというのは、その手軽さでもって、目に付く場所に保持できるからこそ、より意識されるように作られているのです。ですから、よくお守りをかばんの奥底にしまってしまう人がいますが、ぜひ、恥ずかしがらずに目の届く範囲に吊り下げるようにしてくださ。
お守りの愛
ただ、一方で雑に扱えるが故に、お守りの効果が減じてしまうことがあるかもしれません。
こういう時に考えてほしいのは、お守りというのは、自分で手にい入れることはもちろん大事ですが、人に買って与える、というのも一つの願掛けの手法として存在していることを覚えておいて下さい。
すなわち、母が子の為にお守りを買って、ランドセルに付けるとか、あるいは好きな人の為にお守りを買ってくる。
こういう、複数の人の間にまたがる願いを込めると、そのお守りというのは、別の価値を生み出しますし、大事に扱われる可能性もぐっと上ります。
守るに特化した願望アイテム
「お守り」とは「守る」という名前がついているとおり、安全を第一に願うものです。
そこにあるのは、護符についてまわるような「欲望」ではなくて「ささやかな願い」なのです。
効果の良し悪しではなくて、そういう小さな願いのために特化したツールであると理解して、他者に向けて、また目の届く範囲に置いて、うまく使うようにしてみて下さい。