むかしからよく言われている、タイトルのおまじない──好きな人の名前を描いた紙や写真を枕の下に置くと、その人の夢を見る、という手法は可能なのか?
今回はそんな話をしたいと思います。
名前や写真に込められた力
当ブログでもさんざん申し上げている通り、人の意識というのは、外部からの刺激を意図してプログラムすることで、ある程度思い通りになるものです。
おまじないというのは、概ねそれらの作用を促すために、人々が作り出してきたものです。
そして中でも、自分や他者の名前や姿形のイメージというのは、その影響力が強いものです。
ですから、相手の名前を書く、相手の写真を枕の下に敷くというのは、ある程度の効果があるものです。
ですが、それだけですとちょっと弱いですよね。
もう少しうまくコントロールしたいものです。
夢の条件からちょっと紐解いてみましょう。
夢はどんなときにどうなる?
ある特定の夢を見る時というのは、その背後には強い印象の出来事が存在しています。
仕事に追われている人は、仕事がらみの夢を見がちです。ただ、コントロールしずらいのは、だからといって会社の夢を見るのではなく、その仕事に関するストレスが発現した夢の舞台は、学校だったり、森の中だったりするんですよね。
こういうものは、人の経験と印象によって定まっていますから、すべてコントロールするのは難しいのです。
ただ、特定の事象だけを強く出したい場合については、やりようがあります。
対象の印象が強まるような、準備をすればいいのです。
それが人物であれば──要素をふやしてみましょう。
複数の要素を用意する
印象を強めるために要素をふやすというなら、名前だけ、あるいは写真だけよりも、名前と写真をセットにしてしまうという考え方もあります。
さらにいうと、そこに自身の名前を描いてみましょう。相合い傘というものがありますが、あれも認知のバイアスを利用したオマジナイですよね。
対象と自分がいるところを想像しやすくするのです。相手だけの名前よりも自分と相手の名前がセットのほうがより、効果が強まります。
さらに入眠前に考えたいのは、ではそのセットになった名前の二人がどうなるのか?ということについて想像を巡らすことです。
学校で?会社で?家で?街の中で?あるいは二人で無人島にたどりつく?そういう、想像をめぐらすことで、より印象を強めることができます。
コントロールできない部分はどうすればいいのか?
しかし、それでもコントロールできない事象は起きると思います。なんなら、準備をしてなお、全く違う夢をみるかもしれません。
そういうときは──荒業として、夢を夢だと気づいて振る舞える訓練を常日頃からしておく、というのもあります。
ごくたまに、それが夢であると夢の中で気づくことがありますが、そうなれば、しめたものです。目の前の状況はあなたの力でいかようにでも変えることができます。
この、夢に気づきコントロールする訓練は、実は夢日記をつけることで身についたりします。
客観的に夢を見るクセをつけるんですね。そうして夢と気づいて夢をコントロールできれば、たとえ目の前に相手がいなくても、相手に会いに行くことができたりします。
すべては貴方の認知次第
以上のとおり、いろいろと複数要素を組み合わせることで、夢と気になる相手というのは、けっこうコントロールできるものだったりします。
ですがあえてもう一つ申し上げるとしたら──いくら夢の相手であっても、夢だけというのはちょっと悲しいですよね。
もし、あなたが認知の力によって夢をコントロールできるなら、それは現実にも応用できるものだったりします。
人は夢の中で誰かと自由に合う力を身につけることができるのと同じ様に、現実世界でも自分の思い込みによってなにか欲しい物をひきよせることができるのです。
これらの、夢のコントロール方法を現実世界にも応用してみてください。ヒントはこの記事にもブログ内にも様々にあります。
認知バイアスをうまく使うことで、あなたは夢を現実に叶えることができるのです。