西洋東洋の護符の分類上の種類の解説は別に説明したとおりです。
ここでは、護符が願える範囲や種類、願いの内容について説明したいと思います。
護符というのは全を願うことが可能
願いのジャンルというくくりでいいますと、基本的には護符というのは人が想像しうる全ての願いに対して対応することができるように出来ています。
個人の願いのジャンルとしては大きくは「開運」と「人間関係」2つになります。
開運系のジャンル
開運系のジャンルはシンプルです。
厄除け、魔除け、総合運気向上、金運系の金運アップや商売繁盛、勉強系の学業成就、そして健康系の病気平癒、病魔退散などです。
これらは、日常生活における個人の開運をめざすもので極一般的です。
人間関係のジャンル
対して、人間関係も一般的ですね。こちらもやや濃い願いも含めてい様々にあります。
恋愛成就、結婚の成就、相性の向上、復縁、縁切り、復活愛。ややネガティブなものでいいますと、別れさせる、や、不倫の成就があります。結婚系ですと、良縁をもたらす、略奪愛、それから離婚など。
あるいは他者を対象としたものですと、嫌いな人を遠ざけるもの、災いをもたらす呪いや、さらに呪い返しなどという危ないものもあります。
基本的には、個々人の幸せを願うものですが、人間関係についての護符は、時として害を成すものがあるのが、特徴的ですね。※その危険性については別途記載します。
その他のジャンル
実は、上記の2つ以外にも願いのジャンルがあります。それは社会不安や天変地異に対する人々の幸せを願う種類のものです。それは例えば「天皇」や「ローマ教皇」あるいは時の「権力者」といった、宗教上の最高権威や為政者によって使われます。今回は、関係ありませんので、割愛します。
また細かなアミュレットやタリスマン等のジャンルについてはコチラでも解説しているのでご確認ください。
マイナスの願いをこめた護符の危険性について
護符というのは、その願望を後押しするものですから、厳密には、ポジティブな事だけではなくネガティブな事についての、願望も託すことが出来てしまいます。
しかし、ネガティブな願いというのは別記事にも書いたとおり「罪悪感からの反動を引き起こす」大変危険なものです。
絶対にやめましょう。
護符+αのオリジナルが効果を増す
あなたの願いというのは、開運か人間関係のいずれかに収まると思います。
ですから、基本的には、それらの対応する護符を扱うのが良いのです。しかし、もう少し踏み込んだ具体的な願いを抱いている場合は、願い事+αのオリジナルの記載をしたほうが望ましいとされています。
恋愛であれば相手に由来する何かを込めたり、学業成就であれば学校名等を付け加えたり。絵馬などはそういう補助的な側面をもって奉納するものですが、護符も同じように、具体的であればあるほど意識が回ります。
つまり、あなたの願いに沿ったオリジナル護符というのが、もっとも効果や意味を生じるのです。もし、なにか強い願望がある場合は、選択肢として考えてみるのが良いでしょう。