コロナが身近な人を減らし、出会いを減らし、恋を遠ざける。

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コロナ禍が恋や人間関係に最も与える影響はなんでしょうか?

それはもちろん出会いの機会の減少です。このあたりは、皆さんの抱く危機感のとおりですね。しかし、実はそこにはもう一つ「よくないこと」が存在します。

人は顔を合わせることで警戒を解く

男女ともに、良い出会いや良い付き合いを常にしたいと思っています。しかし一方で、多くの人は初対面の人に対してどうしても警戒するものです。合コン慣れした人たちというのはいるでしょうが──多くの場合、相手を理解し自身を伝えるるために、けっこうなエネルギーを使うのが普通であると思います。

しかし、そのコミュニケーションに使うエネルギーというのは、回数を重ねる事とに数を減らします。相手を知ることで、コミュニケーションがらくになってくる。つまりは、警戒心が薄まってきたということです。

身近な人に対して抱く好意?

人は、身近なヒトには警戒心を解いて好意をいだきます。これを心理学では「近接の要因」という呼び方をします。これは「近くにあるものがまとまって見え、仲間意識が芽生えやすい」ということを表しています。

たとえば、実験で距離が2mのヒトと5mのヒトとコミュニケーションをとってもらったばあい、多くの人は2mの人に親近感をいだきます。これは、人にとってごく当たり前の生理現象なんですね。

恋愛における近接の要因

もちろん、これは恋にも当てはまります。何時も一緒にいる人のほうが、親しみをいだきやすく、恋心が芽生えやすい。なんども顔をあわせることでリラックスできるんですよね。

ところが、これがコロナ禍だと──

長く一緒にいられない

いままでは会社でいっしょにいるだけで、親しみを感じていた人が、1ヶ月も離れていたら、なんだか他人に感じられて来た。そんなことよくありますよね。恋愛や友人関係も同じです。そしてコロナのリモートワークはまさに、そこをついて、人々の関係を引き裂いてしまいます。

これで心が参ってしまう人もいるでしょう。

そうならないためには、もちろん会うしかないのですが、機会がつくれない。もうほんとうにうんざりするような時代になってしまいました。

ぜひ、ライングループやZoom会合を積極的に

いま、私達はライフスタイルの大転換期にあります。会えないのならバーチャルでその機会をつくるしかないかもしれない。そんなことが考えられます。そして、役に立つのが、やっぱり音声グループや映像による会合ですよね。

いままでは少しハードルのあったライングループやZoom等によるデジタルな会合も、今後はより一般的になってくるでしょう。今からそういうものになれて、積極的にかかわっていくことが、コロナ禍時代に出会いの機会と、親しみを育む時間を失わない為の、ヒントになるのではないかと思います。

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