今回は適用障害とカウンセリングについてのお話をします。
最近、適応障害という言葉をよく耳にしますよね。例えば人は他人とコミュニケーションを取るとき、しばしばストレスが発生しますが、そのストレスが過剰になった時に、思うような振る舞いができなくなります。それらのいくつかは適応障害と呼ばれるものになります。ですがそうでないものもありますね。
では、細かくは適応障害とはどういったものなのでしょうか?
適応障害とは?
適応障害とは、ある人にとって、特定の状況や出来事がとても耐え難く、辛く感じられる状況をさして言います。それによって、気持ちや日々の振る舞いに影響が出て、思うように生活が出来なくなります。ストレスによって、情緒や行動に影響が出て、社会的な行動が著しく阻害されている状態です。
PTSD等と違い、職場環境や学校での出来事や人間関係などの日常生活の延長で起きるものでもあります。ある人にとってはなんでもないようなことでも、ある人にとってはとてつもないストレスとなって、症状に現れる場合もあります。
どんな症状があるの?
適応障害には、憂鬱、不安、焦り、緊張、怒りなどの症状があり、それらが過食や飲酒、無謀な行動等の攻撃性にあらわれることがあります。身体への影響として、汗やめまいにでることもあります。気分が落ち込んだり、物事を悪い方向に考えたり、焦ったりイライラすることもあります。
子供であれば、指をしゃぶったり、甘えたりすることもあります。
お医者さんは、何らかの原因によって、普段行わないような行動や症状が現れた際に、適応障害を疑います。例えば、具体的な原因を伴って3ヶ月以内に発症し、症状が1ヶ月続く場合等、ある程度の基準をもって適応障害を疑います。
しかし、適応障害の診断については、同時に統合失調症や鬱なども疑い、場合によっては、そちらの症状が優先されることもあります。
適応障害への対応について
適応障害に陥った場合の対象としては──ストレスの根絶はもちろんですが、気分転換といった基本的な事も効果を発揮します。ようするに環境調整が大事であり、それによってストレスを緩和する、という対応です。
またストレスの根源に対する理解を深めるという選択もありえます。それによって適応力の向上を測るのです。
適用障害においては、基本的には自力での解決が望ましいので、投薬治療はあまり行われません。ですが、補助的に睡眠薬等はあり得ます。
それよりも、適切な休暇を取ったり、気分をリフレッシュしたりすることが非常に重要です。それから相談相手を持つことも非常に良いことです。
これは、例えば友人や家族、または第三者と気軽に話せる関係をもつ、ということです。具体的な解決方法を得るためのコミュニケーションではなく、話すという行為自体がストレスを和らげてくれるのです。
悩みは、身近な人に明かしづらい場合は、人によっては、飲みに行った先の相手や、占い師さん、電話カウンセリングなども非常に有効です。
カウンセリング時の注意点
カウンセリングについてはいくつか注意点がありますが、鬱や統合失調症等ほど繊細なものではありません。
というのも基本的に、適応障害は問題解決よりも、現状認識の上で紛らわすことを優先したほうが良いのです。
ですから、専門的なカウンセラーだけでなく、あなたの趣味や性格と相性の良い話し相手であれば、良い効果を発揮するのです。
もちろん、理想的には、専門家でない場合は──適応障害の経験者、適応障害を理解している人たちが望ましいですが、そうでなくても、愚痴を話し、同意を得られる人であれば、問題なかったりします。
たとえばココナラであれば、愚痴系や話相手系の相談者 でも十分、癒やしを得ることが出来ます。
いずれにせよ、電話カウンセリングとは非常に相性のよい疾患ですので、一人で抱え込むことなく、後腐れのない誰かに話してしまうことをおすすめします。