恋の不安、悩ましいですよね。
特に思いをまだ伝えられていない場合、答えがまだ出ていない時の、息苦しさといったら──恋の苦しみというのは、ほぼ全てここに集約しますよね。
今回は、そんな悩みを持った時にどう扱うべきか、お話したいと思います。
恋がもたらすもの
恋というのは、陥った人に色々なものをもたらしてくれます。ドキドキハラハラ、嬉しい悲しい、寂しい楽しい。最終的な目的地点は、誰かと一緒にいることで、嬉しいと楽しいをずっと貰えるようになることですよね。
でも、なかなかうまく行かないのが恋愛です。
とくに、初期においてはままならないのは、皆さんも御存知の通り。切ない苦しい。その原因は何でしょう?
もし、あなたが良い大人なら、あなたが陥っている状況を細かく噛み砕いてみることをおすすめします。
だって、恋の不安や悩みにおいて、立ち止まるポイントというのは、結構決まっているものですからね。
恋で躓くポイント
ポイントは大きく自分と相手に分かれて6つ程度あります。
相手の自分への気持ちがわからない
これは最もスタンダードな悩みかもしれないですね。告白する時、あるいは付き合った後で、相手が分からないがゆえに、行動に困る状況です。
相手がどんな人か分からない
これは文字通り、付き合う中で相手がどんな人物かまだ分かっていない時の悩みです。
相手に自分へ興味を抱かせる方法
こちらは、テクニックですね。人はそれぞれ嬉しいのポイントが異なっていますから、初期においてそれを知ることは重要です。
相手と自分との相性
単純に、自分と相手は、相性が良いのか悪いのか。趣味や仕事、生活、食事の嗜好は合うか?合わないのか?
自分が相手のことを好きなのかわからない
これは、自分自身への問いかけですね。時々、好きなのか、情なのか、分からなくなります。腐れ縁というのも良し悪しだったりしますしね。
自分が相手を選ぶべきか判断がつかない
これは告白された時の話です。情報の少なさから判断がつかないといったところでしょう。
概ねこんなところだと思いますが、ここには当たり前のシンプルな共通点があります。それは、自分にしろ相手にしろ、情報がないから判断がつかない、ということです。
恋は情報戦でもある
実は、恋というのは情報戦の側面が非常に強い、営みです。
目指す結果は決まっているのです。一緒にいつづけるのか、いないのか。味気ない話ではありますけど、不安や悩みを解消するには、その大本にある情報を速やかに確保することが大事です。そうしてようやく次のステップに進むことができるのです。
多くの人が恋の戦に負けるのは、実は情報戦を理解していないからです。相手が何を考え、どんな事を思っているのか理解していれば、進むも退くもすぐに判断できるのです。もちろん、ダメでも好きな相手や、いい人だけど好ましくない相手というのもいるでしょう。そういう恋を噛み締めて楽しみたいのであれば問題ありませんが──そうでない場合は、基本的には、人というのは幸あるべきだと思いますから、非効率な事というのは、極力減らすべきなのです。
そして、相手の情報を確保し、自分の都合の良い情報を伝えるには、時に一対一で、時に複数の手段を講じて対処する必要があります。
遠目にみるだけの不安や悩みは中学生まで
手をこまねいて悶々とするのは中学生までです。
大人の恋には、いくつかやることがあります。自分や相手が自立した存在であれば、一対一で向き合う事が必要ですが、だいたいのケースにおいて、多くの人は、情報収集に他者を使ったほうが効率が良いのです。
すなわち、相手と自分に共通の友人がいるなら、相手の評価や話を聞き出すべきです。あるいは、周辺の友人から親しくなるというルートもあるでしょう。
遠目に見ていればわからないことも、ちょっと周辺と話せばすぐに導き出されます。それは、相手についての話もそうですし、相手の友人がどんな人で、相手をどう評しているかによって、客観的な相手の姿が見えてきます。
そして重要なのは、そこで相手との話をするためのきっかけとなる情報がえられることです。
「◯◯さん仕事できるって、聞きましたよ」
「◯◯さん、☓☓ってドラマ好きなんだって?」
何でも良いのです。相手は、自分のことをしっていることで、ガードが緩みます。そこから、情報量は一気に増えるのです。そうすることが、速やかに恋に勝つために肝要なのです。
本当は答えが出ている
情報が手に入れば、すべてはスムーズに回ります。
ここでいう、スムーズとは──恋の成就ではなくて、恋についての悩みの判断ですね。
で、みなさんけっこう考えないようにしていると思うんですけど、恋愛相手との相性って、一瞬で判断つきますよね?
ですが、多くの場合、たとえばダメなところに目をつむったり、見ないようにしたり、あるいは、本当はもっと良いところもあるのではないかと、期待したりするんです。人間というのは残酷で、正直な所2日〜3日もいれば、相手の本性や性質というのは理解できてしまいます。
つまり、情報が集まった時点で、答えが出ているんですよね。さらにもう一つ難しい話があります。情報があつまると「恋」というのは冷めやすいんです。恋というのは、見えない状態で期待と不安が混じっているから、苦しいんですよね。
ですから、一通り相手の事がわかった時点で、こんどは新たな相手への期待と不安を具体的に作っていく必要があります。現実に即した形で。
これは最終的に「愛」になります。
その時には、もちろん、相手の良いところも悪いところも、自分の度量の範囲で受け入れたり拒絶したりする必要があります。そうすることで、恋の成就は最終段階を迎えるのです。
あなたは恋で終わるのか愛へ進むのか?
まとめです。
悩みや不安は情報を得れば解消される。つまり恋は情報戦です。しかし、情報が集まると、恋のドキドキというのはなくなる。そこから、愛に進むのか、それとも退くのかは、あなた自身の度量と判断のお話です。
これらを踏まえて、したたかに、とくべつな、恋をみつけるチャレンジをしてみてくださいね。