精神科や心療内科を受信する際に困ることの一つに、通常の医療以上に、良くわからないことが非常に多いというのがあります。
その治療が適切であるのかはもちろん、そもそも自分の症状は、どんな病院へ行き、どのような相談をするのが良いのか、分からないこともあります。
例としては──
・家族を精神科に連れて行くかどうか考えている
・薬があっているか知りたい
・自身は精神科に行くべきか知りたい
・心療内科、精神科のどちらが適しているか知りたい
・精神科や心療内科でどんな治療がなされるのか知りたい
・入院するということはどういうことか知りたい
・自身が精神的な病に陥っているかどうか知りたい
・うつ、双極性障害、適応障害、自律神経失調症、パーソナリティ障害等の可能性について
・DV、モラハラ、パワハラ、対人関係、仕事関係の心への影響を知りたい
そんなときに、考えたい相談先について解説します。
医療機関におけるセカンドオピニオン
まず第一に考えるのは、医療機関のセカンドオピニオンです。
セカンドオピニオンとは、医療を受けるものが適切な治療法を選択することができるように、治療の状況や手法などについて、現在受けている医師とは別の医療機関に意見を求めることです。
現在では、そこそこ大きな医療機関であれば、セカンドオピニオン診療を受け付けています。ただし、対応としては、紹介状や元の医療機関における診療記録検査記録を求められることがあり、主治医と相談して受診する必要があります。
注意しなければいけないのは、セカンドオピニオンは意見を聞くだけで治療や医療機関の変更などは受け付けていないということです。それらの条件を理解した上で利用する必要があります。
都道府県における医療相談
医療の相談は、無料のものであれば、実は各都道府県の窓口で受け付けているものもあります。
その対応できる相談の種類については都道府県によって異なっておりますので、個別に確認する必要があります。
また、多くの場合は込み入った相談が出来ないものが多いのが実情です。
ただし、幾つかの命に関わる相談や、子供にかかわる相談については、以下の通り親身な対応をしてくれます。
例として)
いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人) チャイルドライン支援センター)
子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち)(文部科学省)
その他まとめ。
必要に応じて受診しましょう。
電話カウンセリング
電話による個別サービスのカウンセリングも一般化しています。
メジャーなところでいえば「cotree」「うららか相談室」「ココナラ電話相談」「こころの窓口」──検索すれば様々にあります。
この手のサービスの使いやすいところは、医療機関経由と同じように、カウンセリング資格をもった認定のプロがいるということです。
さらに多くのサービスは、一般的な心療内科よりも安く、内容も自由に選べます。また、合わなければ毎回変更することも可能です。
とくにおすすめしたいのは、実際に心療内科のカウンセラーや先生が、副業として窓口を解説しているケースです。
たとえばココナラには、以下のようにお医者さんやカウンセラーが窓口を開設しています。
相談カウンセラーの事例紹介
精神科専門医が電話相談にのります。うつ病や発達障害など、10年以上の診療経験があります。
心の悩み全般の相談 ★ 5.0 病院を受診したほうがよい? 病状をうまく伝えるには? 強制入院などの精神科治療の話を相談したい等について、病院外ですので、医師としての医療行為は出来ませんが様々なアドバイスが可能です。
プロフィール詳細身近な方の精神疾患(疑い可)の対応の相談にのります。精神科勤務の公認心理師・臨床心理士がお話を聴きます。
心の悩み全般の相談 ★ 5.0 パートナーや職場の同僚、ご家族など、身近な人が精神的に不安定だったり何か問題がある際、どう関わって良いのか困ることが多いと思います。それらについてアドバイスがもらえます。
プロフィール詳細精神疾患に関する不安・疑問・お悩みを解消致します。精神科救急勤務歴10年の看護師です。何でもご相談ください。
心の悩み全般の相談 ★5.0 看護師免許 介護支援専門員(ケアマネジャー)の経験から、薬の不安、治療の不安、精神科、心療内科のなぜ&どうして?を解説/アドバイスしてくれます。
プロフィール詳細精神科の心理士が、悩み相談・カウンセリングをします。普段は精神科に勤務する公認心理師・臨床心理士です。
心の悩み全般の相談 ★ 5.0 精神科で心理カウンセラー、臨床心理士の経験に基づいて、様々な心理系の悩みにアドバイスがもらえます。
プロフィール詳細これらは、病院のセカンドオピニオンと同レベルの相談を、電話経由で安価に行うことが出来ます。副業の方は、常にいるわけではなく予約制であるのが、注意すべき点しょうか。
しかし、うまく利用すれば、公的機関や医療機関を上回るケアを得ることが出来ます。
これらは必要に応じて使い分けることで、問題解決につなぐ事ができると思います。