占い:四柱推命って何? 〜東洋思想に基づいた日本人に適した東洋占い。

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四柱推命ってなに?

占いについて興味をもって、様々なものを見ていると「四柱推命」という言葉を見かけることがあると思います。この四柱推命という占いは、日本では東洋占いの一つとして、もっとも体系的に発達し、かつ利用されている占法です。特徴としては暦をつかって占うもので、占える内容は西洋占星術に近いものがあります。古くは中国の陰陽五行説を元にして作られたもので、歴史的には1000年前に「命理」という思想が生み出され、そこから占いとして発展しました。日本には江戸時代中期に輸入され、「推命書」という名称で訳本が作られ、広がっていきました。非常に長い歴史ある占いです。

東洋占いの思想

そもそもの東洋占い──陰陽五行思想というのは何であるか? 陰陽は光と影を表し、五行は木火土金水という分類を表します。古代中国では、この陰陽と五行によって、世の中のあらゆる事象を説明していました。と西洋でいうところの四大元素、地水火風と似たような考え方です。
例えば、森は木で陽の性質を持ちます。対して森を構成する木々は、同じく木ですが、陰の性質を持ちます。大地は土の性質で陽ですが、石ころは同じく土の陰にあたります。このように、世界の全てを陰陽五行に当てはめます。
そして、これらは互いに影響をしあう関係にあります。木は火によって燃やされ、火は水に消される等の関係ですね。東洋占いは、全般的に、これらの陰陽五行の関係を物事に当てはめて、その性質の変化や吉凶を占っているのです。

四柱推命の占い方?

さて、具体的に四柱推命の占い方を説明しましょう。
まず、先に四柱推命はカレンダーをつかった占いである、とお伝えしたかと思います。この暦ですが、みなさんは、和暦に子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥(十二子)や甲乙丙丁戊己庚辛壬癸(十干)という文字が乗っているのを見たことがあるかと思います。これは、日と月と年と、それから時間に対して、それぞれ割り振られており、四柱推命はその暦に割り振られた十干十二時をつかって、命式というその人個別のチャートをつくって診断する占いとなっています。
ホロスコープのチャートみたいなものだと思っていただければと思います。
そして、このチャートは年月日時に分かれて十干と十二子が表記されるので、4つの時間軸から四柱推命という名前がついています。

どんな診断にむいているの?

四柱推命はその4つの年月日時の柱(それぞれ年柱、月柱、日柱、時柱と呼びます)ごとに占う性質が割り振らています。例えば年は長い期間や晩年を占い、時や日は生まれた頃の基本性質や幼少時の傾向、日や月はその中間といった具合です。
これによって、その人の生まれてから死ぬまでの性質を導き出しますのでまず人物診断に優れます。次に、命式とよばれるチャートは他者との相性の比較ができますから、相性診断にも優れます。
そして、最後に、四柱推命の最も強いところ──暦をそのまま利用しているので、時期診断、未来診断といった自系列の吉凶を占うことにとても向いています。

四柱推命を使う占い師さんがいたら?

四柱推命は、かなりちゃんと勉強しないと理解できない複雑かつ奥深い占いですが、暦と連動していることから、タロットや占星術と違って、バッファの少ない、はっきりとした結果を出す占いです。それを理解している占い師さんも同じように、かなりはっきりと結果を言ってくれると思います。また四柱推命を使う占い師さんは、現実的な対面鑑定をされる方が多いので、占いに関わらず、様々な相談にのってくれるでしょう。

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