占いと心療内科・精神科・カウンセリングの違いについて

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悩み事があるときに、人は相談先を求めます。

その際に、対象としてあがるものとして、占いは存在していますが、世の中には占い以外にも心や生活についてのヒントを与えるメソッドがいくつか存在しています。

今回はその中でも代表的なものである心療内科と精神科、そしてカウンセリングについて、占いと比較しつつ説明したいと思います。

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心療内科と精神科について

まず、心療内科についてご説明します。心療内科というのは、西洋医学における精神医学や心理学をベースにした医療行為のうち、心の病が原因で身体に影響が現れる病気を治療するものです。

そのため、心療内科では、心の治療とあわせて、内科的に具体的な疾患がある場合はそちらについても治療をしてくれます。

たとえば、ストレスによる頭痛や目眩、吐き気といった症状があった場合、その根本治療としての心理面での治療のほかに、具体的な疾患を軽減するお薬をだしてくれたりします。

精神科よりもより具体的で、内科ではフォローしきれない心の面をセットで治療する方法になります。

つづいて、精神科です。精神科も基本的には心療内科と同じく、心理学等をベースにしますが、こちらは、身体的な疾患よりも、より心や脳についての治療に向いている医療となっています。

精神科では、幻覚や妄想、そしてアルコールや薬物依存といった、身体よりもより脳と日常生活の適応についての問題点を治療するものになります。

心療内科でも精神科でも基本はかわりませんが、行う治療や症状の範囲が違うものとなっています。

カウンセリングとは?

では、その心療内科、精神科、また占い等でもしばしば言葉にあがる「カウンセリング」とはいったいなんでしょうか?

カウンセリングとは、心療内科、及び精神科、占い等において、相手とのコミュニケーションによって治療自体を行うもの、もしくは治療を行うための情報を引き出すための行為です。

カウンセリングには、さまざまな手法があります。それらは心療内科、精神科等においても、また施術者においても色々なやりかたが存在しています。

ただ、目的としては、心の治療、およびそのための糸口を見つけるために行われるものです。

主なものとしては──

アサーション
コラージュ療法
催眠療法
認知行動療法
森田療法

といったものが存在しています。またこれらのいくつかは占いにも応用されます。

占いと心療内科・精神科等の違いとはなにか?

本質的に行おうとしていることは、占いも精神科も心療内科も同じものです。人の心と日常にアプローチをして、人の安寧を引き出すための試みです。

正直なところ、優れた占い師さんと占いは、粗雑な診療を行う心療内科や精神科に対して、大きく勝る結果を返してくれます。

一方で占いというのは不確定要素が多くあり、診断結果やその影響にばらつきがでるのも正直なところです。良い占い師さんであっても診断者との相性が悪ければ、良い結果を出せないことがあります。

心療内科と精神科については、西洋医学に基づいた学術的な知的体系をもって行うものになりますから、最低限の質というのが担保されます。それらは、主に「可及的速やかに治療すべき具体的な疾患がある」場合には、有用です。

占いというのは、それらの前段階の「まだ心身の問題にはなりきっていない懸念事項」を解決することに適しています。

ここで前段階といってしまったのは、実は占いも心療内科や精神科に類するカウンセリングや心理的な治療行為ができるのですが、通常の医療行為とちがって責任や効果を平準化できないというのがあります。

占いの強さと広さと緩さ

一部の優れた占い師さんは、間違いなく心療内科や精神科の先生を上回る効果を診断者に与えることができます。しかし、そうでない診断しかできない占い師さんというのも数多くいます。

それらは能力に落差を生み出し、文字通り「アタリとハズレ」を作ってしまいますが、一方で同時に心療内科や精神科では対応できない、幅の広さというものが存在しています。

占いという行為をうまくつかうためには、そういった柔軟さを期待して心の治療に使うのが良いのです。

心療内科、精神科、占いのどれを選べばいいのか?

心の病が著しく体の不調に現れた場合は、速やかに心療内科に進んでください。また、心の病によって”あたりまえの日常生活”が送れなくなってしまった場合は、精神科を受診しましょう。

そうなる前の段階の悩みについては、占いによる診断や、占い師さんとのコミュニケーションに「癒やし」を求める、というのは、大いに有り得る選択です。

あまり人に言えない何かを解消したい場合、また心療内科や精神科で思うようなアドバイスが得られなかった場合、占いが解決の糸口となる場合があります。

精神科、心療内科は、受診自体は安価であっても、回数を通わなければならないこと、またカウンセリングは別料金になることが多く、トータルでは費用がかさんでしまうことがあること、またわざわざ出向く必要なども、医療系のデメリットですね。

対して、最近は電話占い等であれば、家から簡易にカウンセリングを受けることができます。オンラインカウンセリングはオススメです。

それら複合的な要素を鑑みて、取捨選択するのがよいのです。

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