タロットの独学〜「タロットは覚えてはいけない」について勘違いしがちなこと

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よくタロット占いは”覚えてはいけない”といいますが、その理由は何故でしょうか?今回は、タロットや占いの「覚える」について解説します。

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占いは覚えなければ始まらない

「覚えてはいけない」といわれるタロットですが、そもそも物事は覚えなければ始まりません。当たり前ですが全く覚えない訳にはいきませんよね。

よく言われるのは、カードの象意を丸暗記がNGというお話です。

そこにはちゃんと理由があるのです。

たとえば愚者のカードを例にとって考えてみましょう。

愚者のカードには以下のような意味があります。

【正位置の意味】
自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。

【逆位置の意味】
軽率、わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性。

良くある定番の象意です。これは間違っている訳ではありません。ではなぜ、これを丸暗記してはいけないのでしょうか?

占いに詳しい方であればご存知だと思いますが、タロットのカード個別の意味というのは、元をただせば、絵柄から連想されたキーワードなのです。そして、上記のワードというのは、絵柄から導きだされた、カードのもつ意味のほんの一部でしかありません。

本来の意味というのは、記載されたキーワードからもっと多様に連想されるべきものです。そのワードは、上記の本にあるような意味だけに囚われていると、発想できなくなってしまうんですね。

たとえば正位置の「自由」というキーワード一つとっても、愚者のカードの絵柄を通してみると様々な意味があります。愚者の「自由」というワード、例えば「権力を自由に行使できる」や、「知性によって自由な発想ができる」という意味だとちょっと違ってしまいます。愚者は駆け出しで素朴で粗野なキャラクターですから、そこにある自由はもっと素朴で荒々しく未熟で、孤独なものです。

この孤独で危ういイメージは逆位置の象意に影響していますよね。

カードの逆位置というのは、正位置のポジティブな部分に隠れるネガティブ要素です。

すなわち、孤独で、粗野な「自由」の裏には、不安があり、軽率さがあり、未熟さの危険を伴うものです。

以上のように、タロットというのは、カードの正位置、逆位置の意味をただ覚えるのではなく、絵柄と関連してその意味を考える必要があるのです。

占いを学ぶ近道は、裏にある思想を理解すること

この記事ではタロットを例に説明しています。

ですが、申し上げたいのは、世のあらゆる占いというのは、「その意味」になった理由──バックボーンとなる根拠がかならずあるのです。

四柱推命であれば、その後ろには陰陽五行思想が隠れています。占星術であれば、四大元素であり神々と人間に連動した天体が隠れています。

それらの裏側にある、考え方を理解することが、正しい占いをするための近道なのです。

タロットであれば、それは絵柄の意図を理解しなければいけません。よく本にのっているキーワードというのは、その本の執筆者が発想したもので、限られたスペースに記載する都合もあって、少ない範囲の意味でしかありません。

本来のタロットのカード個別の意味というのは、無数に表現できるものです。

ですからタロットで勘違いしてはいけないのは──「覚えるな」というのは、本のワードを丸暗記するのではなく、カードのイメージから自分なりの理解と言葉で覚えろということなんですね。

独学による勉強のコツ

以上のようなことを踏まえると、タロットについての独学のコツというのは、自ずと定まってきますよね。

つまり、タロットカードを覚えるというのは、図柄から「なぜその言葉が生まれたのか?」というバックボーンをセットで覚えることです。それは改めて、意味とカードの絵を見比べることでよく分かると思います。

そして、ここで大事になってくるのは「あなたの連想」であり「あなたの発想」です。カードの絵と、書籍等の意味を照らし合わせることで、大まかなカードの「言いたいこと」は理解できたかと思います。次にやるべきなのは、カードの言いたいことをアナタ自身の思考によって広げることなのです。そうすることで、カードは教えられた意味ではなく、あなたが見出した意味に変化します。

そうすることで脳への定着も促進するのです。

ノートのコツ

最後に、覚えるにあたってのノートのコツをお教えします。

人は勉強をする際にノートを書きますね。タロットもそうです。ノートはかいたほうが良い。手書きではなくPCでも良いので、勉強をする際には、意味をノートに書き写すところから初めたほうが良いのです。

そして、タロットカードを覚えるにあたってのノートのコツは、連想ゲームだと思ってください。

まずページには、本からピックアップしたカードの意味を書き出してください。

その後にカードから「自分が連想するワード」カードから「自分が連想する物語」というような項目を創り、本に記載されている意味を拡大して、言葉を書き出していくのです。

これは、本当にタロットを覚えるにあたって有用な作業になります。

つづいて、占いを実際にした際に「あなたのリーディング力」を高めるノートのコツをお知らせします。これはシンプルな話です。

あなたのリーディングした内容をカードの絵柄の正位置や逆位置とセットにして、自分で書き出すのです。この時「ただリーディングをして頭の中で答えを出す」というのではなく、文章にして書き出す、ということが重要です。

頭で考えた意味は一瞬で霧散してしまいますが、文章で書き出すと──それは、連続性をもった記録として残ります。初めに発想したことと、後に出てきたことを照らし合わせて、総合的な意味をつくることができるのです。

そしてここでも、書き出すという行為は、脳に意味の定着を促進させます。発送法、占い力、論理性、さまざまな側面で、タロットにノートを使うことは、あなたの思考の整理と訓練になるんですね。

そういうノートの使い方をしてタロットを行うと、すばらしくリーディング力が向上します。

暗記ではなく発想をする

占いを覚えるコツは、発想です。

ただ記憶するだけでは、何事も駄目なんですね。しかし、インプットしたものをアウトプットすることで、あなたは占いを血肉とすることができます。

というか、そもそも占いというのは、自分の言葉を発信することですよね。占い師さんの醍醐味というのは、そこにも存在しています。

言われるままではなく、外に向って発想した答えを伝える。

あなたは占いというツールを介して、特別で貴重な意見を他者に伝えるのです。

そうしてポジティブな結果を得るのだと考えると、無味乾燥な占いの学びも、ひと味ちがって見えるのではないでしょうか。

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