四柱推命は本当に当たるのか?当たらないのか?

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四柱推命という占いは、占い館でも、ネットでも非常に数多くあって人気ですが、どうもその的中率についてはばらつきがあるようです。

西洋占星術は、ネーたるホロスコープによる自己診断も、トランジットを利用した日々の運勢もじわじわと当ててくるイメージがあるのですが、四柱推命はそうではありません。

当たり外れが大きいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそのあたりのお話をしていきたいと思います。

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四柱推命ってどんな占いだっけ?

まず最初にちょっと整理をしたいと思います。

四柱推命はどんな占いでしたっけ?

四柱推命は東洋の陰陽五行説という思想をベースにした、暦を使った占いです。

旧暦の暦には年月日と時間に、60干支と呼ばれる甲子からはじまる60の属性が振られていて、これらの属性の組み合わせによって、五行のバランスを見て吉凶を占う診断です。

あ、五行というのは木火土金水ですね。万物の性質を表す属性です。陰陽は陰と陽、光と影です。

五行のなかの火は水に消されるとか、金は火で溶かされるとか、水は木に養分を座れるとか、ポケモンみたいな属性との関係のバランスを見る占いです。さらにそこに陰陽が加わることで、関係が複雑化しています。

暦がベースなのは、発祥が農耕サイクルに紐付いているからですね。そして四柱推命は、この万物の属性が割り振られた暦を使って、自分や自分と他人、自分と世界の相性を占うことで、吉凶を導き出しています。

東洋全般の占いのノリ

で、この根底にある陰陽五行というのが曲者で、西洋の占いと違って、東洋系の占いというのは、陰と陽の関係、木火土金水の関係が明確であることから、診断結果の白黒が非常にはっきりしているんです。まさに言葉の通り吉凶といいますが、結果が両極端なんですよね。

複雑なプロセスを経て診断を行う四柱推命も、この陰陽五行の影響をはっきりとうけていて、派生して生まれる運気傾向が極端になるのです。

さらに上手い占い師さんは、その中から五行の関係をみて吉凶ではなく性質を見ますが、下手な占い師さんは、通変星まわりとか、空亡(いわゆる大忙殺)とかといった、極端な運気性質をひろいがちです。

その結果、しばしば診断者は非常に悪い運気を伝えられることになります。

四柱推命はそういった運周りをみていくと、悪い結果ばかり目立つ占いになっているんです。

東洋の占いは1番悪い状態を出して、それを回避する占い

実は東洋系の占いは、その人の身に起こるであろう1番悪い状態を導き出して、それに対して注意を促すようになっている、警告に重きが置かれた占いなんですね。

ですから、まず一番悪い結果を出すのです。その上で、それを回避する方法を考えるのです。ということは?悪い結果にならないように努力して、それを回避してしまうと──診断結果は当たらなかったということになりえます。

これが、東洋系、とくに四柱推命の的中率が極端に感じられてしまう理由なのです。

しかし別の見方をすることもできます。

当たらなければ、悪い結果は回避できていますから、良いことでもあるんですよね。

この、占いに対するスタンスの違いを理解することが、四柱推命をうまく使うコツなんです。

四柱推命との付き合い方

ですから、四柱推命の診断で悪い結果がでるとするじゃないですか?

であれば、その悪い結果や傾向に対して、アドバイスに基づいて危機を回避するように対処すれば、悪くはならない=よい結果につながる、というように考えればいいのです。

この考え方にもとづいて、四柱推命を使っていくと、なにかと悪い話ばかりしてくる四柱推命を、うまく自身のプラス方向に使うことができるようになります。

これが西洋占星術との違いなのです。

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