占いを学ぶ④〜タロットの覚え方のコツ(大アルカナと暗記法)

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ここでは、タロットの覚え方のコツについてお教えしたいと思います。

すべてのカードをただ無為に暗記してしまうのは、何度も申し上げている通り、とてもしんどい作業になります。確かにタロットを占い師として使いこなすには、小アルカナ、大アルカナの全てを覚える必要があります。ですが、ただ覚えるのは苦痛です。覚えるまで使えないというのも苦痛です。

ですから、前記事で提案したいのは、毎日本を見ながら占いをして楽しむことと並行して、カードを小分けにして意味や意図を覚えることなのです。

小分けにして、楽しみながら、タロットの基本を2週間で覚え切ってしまおう、というのが飽きない学び方のコツです。カードへの理解とリーディングの実践を交えることで、より脳に定着しやすくなります。というか、私はそうやって覚えました。

以下説明さしあげます。

大アルカナ22枚を小分けにして覚える方法

まず何よりも真っ先に覚えなければいけないのは大アルカナの22枚です。これを覚えているかいないかで、タロットの楽しみというのは全く変わってきます。

覚え方るのは、はじめは正位置のみで問題ありません。逆位置というのは、正位置が逆になったものなので、つまり正位置を22枚覚えてしまえば、自然と逆の意味は導けるのです。

ですが、それでも22枚はしんどいですよね。

ここでは4つ覚え方の提案をします。

  1. 図柄からイメージで覚える
  2. ストーリーを追いかけながら覚える
  3. 小分けにして覚える
  4. シャッフルして意味を当てるゲームをしながら覚える

この4つを意識してちゃんとやれば、早ければ1日で、長くても2日〜3日程度で、簡単にすべて覚えることが出来ます。まず1番からから説明します。

1.図柄からイメージで覚える

タロットを覚えるのは、本に書かれた意味を覚えるのではなく図柄を覚えることです。これは大前提です。

まず書籍等に記されている意味とカードの絵柄を比較してみましょう。そこには図柄に連動した意味があります。

例えば愚者のカードを見てみましょう。

正位置の意味は、自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。
逆位置の意味は、軽率、わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性。その他にも、「夢想・愚行・極端・熱狂」を意味するとされています。

このモチーフは、駆け出しの夢見がちな旅人です。ですからどこか奔放な意味になっており、正位置ではそれが良い方向に、逆位置ではそれが悪い方向に作用するのです。

また図柄から連想するものも重要です。画面には、荷物は最低限、犬がお供でいる、草木のなえを持って、天を目指しています。目の前は崖です。上をみているので崖に気づいていない。犬はパートナーでそれを知らせようとしているようにも見える。

こういう図柄の意味を「あなたなりに」覚える事も重要です。カード個別には、一般的な意味がありますが、それ以上にあなたのイメージで絵に意味をつけることのほうが大事なのです。

ぜひ、時間があるときにカードの意味をしっかりと読んで1枚1枚理解することをオススメします。1日1枚でもかまいませんし、数枚をまとめてでもよいです。しかしカードと意味と図柄とあなたのつながりを深くすることは、最終的にリーディングに恩恵をもたらします。

※せっかくですのでもう少し細かい覚え方のコツをお知らせします。下記リンク先に、象意はなぜ暗記ではなくイメージで覚えるのか、またそれはどのようにやればよいのか、詳細を記しています。

参考にしてください。

2.ストーリーを追いかけながら覚えること

続いてご提案したいのは、カードを一つの運命の物語として覚えることです。

大アルカナについても小アルカナについても、その図柄は物事の精神的な成長を表したものになっています。

例えば、大アルカナは愚者からはじまります。これは、旅立ちのルーキーの姿です。その次は、魔術師です。愚者からちょっと利口になった姿を現しています。それから女教皇(司祭)となり、女帝になり、皇帝になり──といった形で、数字が大きくなるごとに少しずつ成長をしているのです。以下は私が持っているストーリーです。

カードストーリー
0 愚者夢を見てたびに出た者が
I 魔術師知恵を得て、手腕と外交術を得る
II 女教皇やがて、知恵は神秘や叡智を求め
III 女帝年月の果てに実りを得る
IV 皇帝積み上げたもので世を統治する
V 教皇思想をもって社会に道徳と規範を与える
VI 恋人やがて真理に気づき愛とエロスを得る
VII 戦車また心の援軍と勝利を得る
VIII 正義それらを使って力と勇気と名誉を得る
IX 隠者人の知恵と真理を広める賢者となる
X 運命の輪賢者は運命に飲まれ幸運を得る
XI 力力をもって物事を裁く
XII 吊された男神に至るために苦難の貼り付けをされる
XIII 死神生死すら操れるようになる
XIV 節制天界への導きと知恵を得る
XV 悪魔地獄への導きと知恵も得る
XVI 塔しかし、積み上げたすべて破壊されてしまう
XVII 星そこにたった一つの希望が残る
XVIII 月冥界をさまよい深淵にふれる
XIX 太陽大いなる物に触れ再誕の時を目指す
XX 審判宇宙にいたり、最後の審判に復活する
XXI 世界完璧な世界へとたどり着き真実を得る
※これらは筆者の意識している意味です。

この成長と変化を追いかけることで、タロットというのは、覚えやすくなるのです。

ポイントは前項でもお知らせしたとおり、意味に連動して図柄に対してご自身の物語を持つことです。

しかし、そうはいっても22枚全ての図柄と物語を覚えてしまうのはちょっとしんどいですね。ですから、小分けにして覚えることを私は推奨します。これは私独自の覚え方です。以下で説明します。

3.小分けにして覚える

タロットを22枚というのは、私的には大まかに3つに分類できると思っています。分類の起点となるのは、ネガティブからポジティブへの変化と、図柄分類の変化です。

これをまとめると以下のようになります。

  1. 愚者から法王までの0〜6を「人の理の拡大」(5枚)
  2. 恋人から隠者までの6〜9を「真理の拡大」(4枚)
  3. 運命の輪から悪魔までの10〜15を「運命の拡大」(6枚)
  4. 塔から太陽までの16〜29を「神の拡大」(4枚)
  5. 審判から世界までの20〜21を「宇宙の拡大」(2枚)

と、私は分けました。

ちなみに、こういった分類を自分なりに編みだす、というのもタロット占い師には必要なものです。実はタロットというのは占い師ごとに微妙に理解や解釈が違います。ですが、それこそが大事なのです。

私の例としては、この5つの分類ごとに、数回に分けてゲーム的にカードを覚えるようにしたのです。

4.「数字」と「カード名」が最優先、意味を当てるゲームをしながら覚えること

何よりも真っ先に覚えなければいけないのは「カードの数字」と「名称」です。次に「意味」です。意味は先述したとおり、図柄とストーリーで覚えます。また覚えるのは一旦正位置のみでOKです。とにかく、一番最初に意識すべきは、数字とカード名称です。

何故かというと──数字が読めずカード名が言えなければ、その後に絵柄も意味もついてこないからです。ですから数字とカード名はさっさと覚えてしまいましょう。

そして、カード記憶のために提案したいアイディアは「ゲーム形式での覚え方」です。

やり方は簡単です。

例えば「人の理」分類のカードだけを抜き出し、シャッフルして1枚1枚上から順に引いて、そのカードが何であるかを、言い当てて覚えるのです。

「人の理」分類の、一枚目から最後までカードの読み方や数字と意味を言い当てましょう。出来るまで。

尚、意味は大雑把でかまいません。ポイントとなるのは、それがどんなカードであるかを大まかに把握することです。これを本を読まなくても解るようになるまで繰り返すのです。

数とカードの名称、そして大まかな意味が頭に入れば、以後は速いのです。図柄と意味は、情報を読み、占いをすればするほど、あなたの脳に定着します。一つのカードセットを覚えたら次のカード分類へ「人の理」⇒「心理」と進みましょう。そして、各分類が、個別に言い当てられるようになったら、最後に22枚ワンセットで、1枚引きで意味をあてるゲームをするのです。

このやりかたで大アルカナの正位置はすぐに覚えられると思います。

ちなみに、覚えづらいのは個人的には「真理」分類と「運命」分類でしたね。

苦手なところを集中的にカードシャッフルして覚えた記憶があります。

正位置を覚えたら逆位置を言い当てる

さて、正位置を覚えたらな、こんどは同じように1枚引きしながら逆位置の意味を言うようにします。書籍と照らし合わせて、正位置逆位置の両方の意味を言い当てるようにしましょう。

占いの書籍をみると解るとおもうのですが、逆位置とは正位置のポジティブイメージの裏側ですね。各カードの意味のネガ部分が逆位置となります。

これは正位置を覚えていれば、コツさえつかめばすぐにアウトプットできるようになります。逆位置は暗記ではなく、発想なのです。

そうして、逆位置も全て身につけてしまいましょう。

ここまですべて覚えれば、もうタロットは出来たも同然です。というか少なくとも大アルカナ22枚の占いは普通にできてしまいます。ここまでで、早い人なら1日で。遅い人でも2〜3日で覚えてしまえるでしょう。

大アルカナをしっかりと覚えたなら、前章でもお伝えしたとおり、早速、タロット占い本を読まずにを実際にやってみてください。たぶん、大アルカナの22枚で占いができると、楽しくてしょうがないと思いますよ?

さて次回は、小アルカナとタロットを覚える最後のキモについてお教えしたいと思います。

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