占いは様々な種類があります。
その占法はそれぞれ詳細に体系化されたものではありますが、じつは診断に際してはけっこう得手不得手というのがあります。
さらに、独立して機能するものと、占い師が介在することで初めて力を発揮するものとがあります。そのあたりについて解説してみたいと思います。
占いの得手不得手
自己診断
西洋占星術 四柱推命 算命学 紫微斗
これは、やはり最も適しているのは、生まれ日をベースにした診断ですね。中でも、年月日時や生まれ場所等、すべてのタイミングを吟味できる占いが、最も効果を発揮します。
西洋占星術、四柱推命、算命学や紫微斗占いといったものがこれに当てはまります。九星気学というのもありますが、あれはあまり当たりません。むしろ気学は占い師が質問をするための機会づくりでしかありません。
姓名鑑定 手相鑑定
次点で、姓名鑑定と手相鑑定があります。これは、占い師さんの知識やテクニックにけっこう依存するので、ブレ幅が大きいと感じます。
悪い意見がそのまま出やすいので、ちょっとキツめの回答になるかと思います。
そう考えると、やはり出生ベースの東西の暦や占星術系が強みを発揮する診断です。
恋愛・結婚・仕事
西洋占星術 四柱推命 タロット
これは、自己診断ベースのものである場合は、四柱推命や西洋占星術でも問題ありません。
ですが、設問があり、何らかの時期や機会、解決方法を伺う場合は、タロット等の診断が強みを発揮します。ただし、その結果は占い師さんの実力に依存するところが大きいので注意が必要です。
相性
姓名鑑定 四柱推命 占星術 タロット
相手の存在が必要な相性は、ちょっと扱いが特殊です。ここで、名前だけで占える姓名鑑定というのも候補に挙がってきます。もちろん生年月日系の占いは引き続き有用です。
とくに四柱推命は、その性質上木火土金水の相性比較が可能ですので、精緻に結果を出すことができます。西洋占星術もホロスコープを自分と相手で重ねることで、アスペクトを見て、相性を良く判断することが可能です。
逆に、タロット等による診断の場合は、設問を設定し「その時どうか?」「相手の気持ちがどうか?」という判斷に使うことになります。
時期診断・大きな人生の流れ
西洋占星術 四柱推命 手相鑑定
時期診断は、暦系の東洋占いの独壇場です。空亡や厄年という考えかたは、人の生活に密接に関係している東洋占いならではの時期占いになるでしょう。
次点で西洋占星術のプログレスも参考になります。こちらは、天体の運行に基づいて、大まかな空気感のようなものを導き出すことに長けています。
また、手相も、大きな流れを見ることに適しています。しかし、これは占い師さんの経験や対面鑑定に依存するところが大きいのも特徴です。
特に、手相は鑑定師さんによって、同じ結果であってもアドバイスの内容がガラッと変わってくることがあります。
直近の判断
タロット 西洋占星術
一方で直近の判斷については、やはりタロット系が一番優れています。
タロットは、良い占い師さんが行うと本当に鳥肌が立つくらい有用で、結果を”当てに”来ることができます。次点で、占星術のホラリーやボイドタイム、また月の運行をつかった占いもあります。これはやや高度な占法ですので、占い師さんにちょっと依存するものでもあります。
個人的には、タロットやホラリーは自分でやることも一つの手だと思える占いです。慣れれば、自分自身でも自在に占いをすることが可能です。
以上、診断項目別の占いの得手不得手についてのお話でした。